1964年5月1日(金)の新聞から

トップ記事

日経「生活保護を抜本的に改善、小林厚相 検討を指示、経済成長にスライド、明年度の予算に反映、国の負担率を改める」

読売「関税一括引下げ、閣僚会議へ政府方針、差別撤廃を期す、反対国には対抗措置、きょう閣僚懇談会」

朝日「国民保険料引上げ、政治問題化か、低所得層に実質増税、地方公共団体 公庫負担増を要望、上げ幅(各地平均)三割超えそう」

 3紙のキーワード「生活保護」「関税」「国民保険料」、今でも議論されている項目です。


この日の日経新聞から

気になった記事
 1面に「英外相 きょう来日、あす大平外相と話し合い」とあります。第二回日英定期協議なのだから議論するテーマはいくつもありはずですが、英の強い要望により、今回はマレーシア問題1本に絞ることになったそうです。
 マレーシアの独立をめぐり、インドネシアのスカルノ大統領は激怒し、さらにはマレーシアが国連安保理の非常任理事国になったことで怒りはさらに増し、ついにはインドネシアが国連を脱退する事態にまでなりました。
 英はマレーシアの同盟国であり、インドネシアには近づけない、しかし問題を解決したい。そこでこの春にスカルノ大統領が日本を訪問したことなどから、インドネシアにパイプがある日本の立場をうまく使いたいとの考えとのこと。この英外相来日の件は、朝日・読売も1面で伝えています。

目にとまった広告
 広告にはUHFチューナー、これはテレビに組み込む部品なのですが、社名は片岡電気でブランド名にアルプスとあります。この年の12月に、社名をアルプス電気に変更しています。因みに現在の同社、会長に片岡さんです。

TV欄を見ると
 NETテレビ夜8時から、「ボクシング 山上哲也 対 前田達弘 10R,開設 寺内大吉 吉本武雄」とあります。調べてみますと、山上選手は第17代日本バンタム級王者で、現在は山上ジムのオーナーです。前田選手については、ネットからは何も得られず。この日の放送がタイトルマッチだったかは分かりませんでしたが、ゴールデンタイムにこのクラスの試合を放送していることをみると、当時のボクシング人気は凄く高いものだったのでしょう。