1961年1月20日(金)の新聞から

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日経「36年度予算案決まる、一般会計1兆9527億7600万円、財政投融資は7292億、積極成長打ち出す、後退した大幅減税」

読売「新予算の問題点① 忘れた体質改善、背伸びの満腹予算、背景」

朝日「予算規模 実質2億円、36年度予算、政府案決まる、財政投融資は7292億に」

 3紙共に新年度予算案です。今年(2018年、平成30年)と比べると49分の1ということですが、実質では国債を考慮しないといけません。なお読売のは、予算に関する連載1回目であります。


この日の読売新聞から

気になった記事
 予算関連記事が溢れている紙面の中で、「ソ連延期申し入れ」との記事があります。漁業交渉のことですが、その理由がソ連側代表の急病でありました。


目にとまった広告
 7面ラジオ面に大洋手袋の広告があります。「家内工業に手袋の製造を」とあり、主婦の副業に軍手の製造を勧めています。いわゆる内職のことなのですが、私の記憶では1970年代前半までは内職をする家庭が多かった記憶があります。
 その担い手はその後には海外へ移りました。マレーシアで手袋製造の日系会社が進出していたのを2012年に見ましたので、今も続いているのでしょう。

 さてこの大洋手袋という会社ですが、和歌山に同名の有限会社がありますが、設立年等の詳細情報はわかりませんでした。また群馬に大洋工業という昭和27年設立の会社が今も手袋を扱っていますが、社名変更したとの情報はありませんでした。


TV欄を見ると
 NHK20:30から「ロレッタ・ヤング・ショー」という番組が放送されています。ロレッタ・ヤングさんを私は知りませんでしたが、1947年の『ミネソタの娘』でアカデミー主演女優賞を受賞した方です。テレビでも活躍し1953年から1961年までこの番組に出演していたとのことです。