1957年7月9日(火)の新聞から

トップ記事

日経「通産省、輸出振興策を決定、長期貸付保険を新設、輸出所得は全額控除に、技術調査の連絡強化」

読売「池田氏、横すべり拒否、内閣改造、大詰めへ、選考、首相の断にかかる」

朝日「地検に取調依頼、多久島、隠し金を自供、農林汚職、貸付先と仲間割れ」

 今回のトップ記事比較ですが、この3件、どの新聞も掲載しています。しかし新聞によって掲載したページが異なっておりました。
 なお池田氏は入閣拒否で終わりました。


この日の読売新聞から

気になった記事
 1面に「ジラード公判、口頭弁論始まる、米最高裁、二,三日中に判決か」とあります。
 ジラード事件はこの年の1月30日に、群馬県群馬郡相馬村(現・榛東村)の当時の在日米軍群馬県相馬が原演習地で起こりました。演習地内は立ち入り禁止ですが、近隣住民は薬莢や発射された後の弾頭など金属類を拾って換金することを目的として、しばしば演習地内に立ち入っていました。
 この日も日本人主婦(当時46歳)が演習地に立ち入ったところ、ウィリアム・S・ジラード特務二等兵が「「ママサンダイジョウビ」と声をかけ、彼女の背後からライフルを発射し、主婦を即死させたのです。
 日本側は休憩中のことだったので日本での裁判を主張し、米側は職務中として米軍事法廷での裁判を主張しました。どちらで裁判を行うかについて米最高裁は結局日本での裁判とし、ジラードは、日本で傷害致死罪で起訴され、懲役3年・執行猶予4年の有罪判決が確定した。
 なお1991年に米国政府の秘密文書公開で、ジラードへの処罰を最大限軽く(殺人罪でなく傷害致死罪で処断)することを条件に、身柄を日本へ移すという内容の密約が日米間で結ばれていたことが判明しました。

目にとまった広告
 2面にネコス㈱の広告「疲れない椅子、類似品に注意」とあり、今でもよく見かける事務椅子の絵が載っております。このネコスと言う会社は今でも頑張っており、学校で多くの人が使っていた、そして今でも使っているであろう椅子も、ネコスの製品のようです。

TV欄を見ると
 NHK11:10「人形劇 一寸ぼうしと悪企み」があり、出演者に黒柳徹子・村田貞枝・海津栄とあります。村田さんはその後に北林早苗という芸名で、近年でも活動しております。海津さんは「浅草しぐれ」というヒット曲を持つ歌手のようですが、経歴は掴めませんでした。