1956年10月18日(木)の新聞から

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日経「領土問題で歩み寄る、歯舞・色丹返還を宣言中に盛込む、ソ連提案、河野・フルシュチョフ第二回会議、即時返還こだわらず、日本側譲歩」

読売「きょうにも調印か、日ソ共同宣言、平和条約発効時に ハボマイ・シコタンの返還、河野全権が領土最終案」

朝日「即時返還は困難か ハボマイ・シコタン、河野全権が新提案、共同宣言の修正 ソ連歩み寄り、河野・フ書記第二次階段」

 この翌日に日ソ共同宣言に双方が署名し、この年の12月12日に発行しました。歯舞・色丹については、平和条約締結時に返還するとの内容です。これから62年経ちますが平和条約は未だに締結されず、北方領土問題は進展がないままです。


この日の日経新聞から

気になった記事
 8面に中小企業というコーナーがあり、「欧米小売業界事情、日本専門店会 角南会長のみやげ話、値引きせぬと売れぬ、郊外に移る買物センターとの見出しがあります。日本生産性本部の経営合理化視察団の一員として七月から四ヶ月の欧米各国の小売業界の視察内容をインタビューしたものです。

 米国は定価と売価の二重表示が当り前で、郊外型の買物センターが増えているとのことです。英国は生協が発達しているが市価主義のため、また員外販売を行わないので、小売業界との対立はないとのことです。西独は正札販売を奨励しており、学ぶべき点が多いとしています。

 さてこの記事から程なくして、日本でもスーパーマーケットが勢いを付けてきます。角南会長は西独の小売業界に関心を寄せたようですが、日経新聞の見出しの付け方は米国の状況に関心を寄せています。どちらの関心が正解だったのかは、言うまでもないことでしょう。


目にとまった広告
 11面下の広告は、第一製薬のものです。「結核は早期発見とネオイスコチン療法」と宣伝しています。私の左上腕にはBCGワクチンの跡があります。BCGワクチン全員接種が日本ではいつからかは、ネット上の情報では分かりませんでした。ちなみにネオイスコチンという薬は今でも発売されています。


TV欄を見ると
 TV欄日テレ21:15に「電話博士」という番組があり、司会は高橋和枝です。ネット上ではこの番組の情報は得られませんでした。電話相談室のような番組だったのでしょうかね。高橋和枝さんはラジオ時代から活躍していた女優さんであり、テレビ聡明期には吹き替え声優として活躍し、「ルーシー・ショー」で人気者となった人です。