1955年8月18日(木)の新聞か

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日経「比の八億ドル賠償案、日比両国で内容発表、借款二億五千万ドル、五億五千万ドルは二段階で支払い、含みの多い内容、資本・役務 割振りに問題」

読売「8億ドル20年払い、比賠償提案内容を発表、交渉申入れへ、政府態度 決定急ぐ」

 翌年5月9日に両国で協定が結ばれ、それが履行されました。それ以降は、戦争賠償の話などは両国でありません。普通の国ならば、協定が結ばれ履行されたなら、それを何度も何度も蒸し返すことなどしません。しかしながら世の中にはそれ以上のことをする国がおり、それが隣国なのですから、実に困ったものです。


朝日「周首相 対日国交で表明、日本新聞代表と会見、賠償は注意の喚起?、日華条約廃案が目標」
 日本新聞代表とは日本新聞放送代表団とのことですが、これは一般社団法人日本新聞協会のことだと思います。


この日の日経新聞から

気になった記事
 2面に「海上運賃強調続く、七月の不定期指数一三〇へ(英国集会所調査)」との見出しがあります。北米から欧州と英国への石炭、南米から欧州への穀物の海上輸送が堅調によるものだとの記事です。


目にとまった広告
 1面の広告は「オースチン」と書かれ、車の絵があり、日本総代理店である日新自動車が広告主です。「優秀な修理技術、最新の機会施設」と宣伝しています。オースチンの日本代理店はその後にキャピタルという会社になりましたが、その後はオースチン自身が1983年に日本で販売するようになりました。オースチン自身も様々な経緯があり、現在は中国の南京汽車がオースチン・ブランドを所有しています。オースチンという車自体は、現在は存在しないようです。


TV欄を見ると
 NHKと日テレが14:45から18:00まで「日米大学親善野球」を放送しています。NHKが中神アナ、日テレが越智アナです。「南加大 対 明治」の試合は、9対3で南加大の勝ちでした。